スタッフ同士で一緒に議論して、最適なリハを選んでいきたい
- 阪神リハビリテーション病院
リハビリテーション部 副部長
- 菊井 将太
なんとなくベッドに寝てもらい
なんとなく上下肢の関節可動域運動
なんとなくヒップアップの練習
漫然と繰り返されるリハに疑問を感じたことはありませんか?
阪神リハでは開院以来、エビデンスに基づいた効率的なリハビリテーションを行うために、何より「目標とする生活動作を集中的に練習する」ことを重視してきました。
現状、リハ中に「ベッドに寝ておられる患者さま」はおりません。
これって簡単なようでなかなかできない、とてもすごいことなんです。
リハ時間を無駄にせず、生活のリハを重視することで、「少しずつでも口から食べる」「トイレでズボンを上げる」「自分の想いを声で伝える」「食堂まで一人で歩く」など一生懸命活動している患者さまを多く目にするようになりました。
これからは、さらに効率的なリハが実践できるように、世の中に蔓延するさまざまなエビデンスを吟味し、どのエビデンスをどれだけリハにとりいれるべきものなのか、スタッフ同士で一緒に議論して、最適なリハを選んでいきたいと思います。
- 『圧倒的な量の生活動作の練習を患者さまの能力に合わせて行いたい』
- 『ただのエビデンスではなく本当の意味での質の高いエビデンスを実践したい』
- そして何より『患者さまの生活の自立に向けて、全力でサポートしたい』
そんな想いをもったみなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。